なんかちょろっと前に、ブルームーン界隈は半年で大きく変わってしまったなんて話をしました。
http://saginukoduel137.diarynote.jp/201801101900011008/
それから1か月。世界は核の炎に包まれました。
エムラブリーチコンボとキキジキコンボは大きく数を減らしました。原因はよく知りません。
代わりに台頭したのは向こう見ずな実験コンボを搭載したMadcap Moon。それも構築が完全にテンプレート化されたものです。先日のプロツアーでも3人を6-4に送り込んだアーキタイプです。
1/6、Modern Challengeで6-1したブルームーンがありました。
Main board 60
Lands 22
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《汚染された三角州/Polluted Delta》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
3:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
6:《島/Island》
1:《山/Mountain》
2:《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》
Creatures 8
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《白金の帝像/Platinum Emperion》
Spells 30
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《選択/Opt》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
2:《呪文嵌め/Spell Snare》
1:《イゼットの魔除け/Izzet Charm》
4:《差し戻し/Remand》
1:《電解/Electrolyze》
3:《謎めいた命令/Cryptic Command》
4:《向こう見ずな実験/Madcap Experiment》
3:《血染めの月/Blood Moon》
Sideboard
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2:《払拭/Dispel》
2:《削剥/Abrade》
1:《幻惑の旋律/Entrancing Melody》
1:《論理の結び目/Logic Knot》
2:《否認/Negate》
4:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
1:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
TSPJendrekというプレイヤーが使用し入賞したこのデッキ、本人はこの翌日に2枚ほど入れ替えた形で5-0を果たしました。
しかしそれだけに留まらず、1/11と1/13にも5-0を果たします。
そして、この構築の雛形は非情に優れており、ほとんど形を変えず世界の主流となりました。現在GoldFishなどにクレジットされているMadcap MoonはほとんどすべてTSPJendrekの使用した型が元になっています。
この構築の特徴は、見ての通りサイドボードです。大量の若き紅蓮術士が採用されています。
このサイドボードの目的はメインボードとのスイッチングです。
Madcap Moonの抱える最大の問題は、コンボの脆弱性でした。
1枚コンボで8/8の自分のライフを守る最強生物を呼び出せるコンボはお手軽ですが、出てくる生物が耐性を一切持たないアーティファクトクリーチャーであったがために、ものすごく処理が簡単。最悪なのは古えの遺恨で、1枚でこちらのコンボの全てが否定されます。
その癖コンボ以外でほぼ勝てない。火力と瞬唱の魔道士ビートダウンあるよ!と言われそうですがそれをサポートするカードがほとんどなく、弱い。
そのため、勝率もうだつも上がらないデッキでした。
これを大きく解決する方法がサイドボードからのフィニッシャーのスイッチでした。
当たり前ですが大きいアーティファクトクリーチャーと横に広げるタイプのアドバンテージ生物への対処方法は全く違います。例えば白金の帝像に致命的な一押しは当たりますが若き紅蓮術士には当たりません。
これに関して特に顕著な例が集団的蛮行です。強迫で集団的蛮行を使用すれば向こう見ずな実験を防げますが若き紅蓮術士に負けますし、除去のモードのために集団的蛮行を持ち続ければ向こう見ずな実験のプレイを妨害できません。
しかし相手のサイドボードを知る術は外科的摘出などを使わない限り不可能であり、向こう見ずな実験を妨害しないで負けたというアホみたいなことはできません。集団的蛮行を使用する側にはあんまり選択肢はないのです。
これがサイドボード後というのが大迷惑です。普通に考えて瞬唱の魔道士と白金の帝像を見たら致命的な一押しは真っ先にサイドアウト候補に上がります。でもこれを抜くと若き紅蓮術士に負ける。しかし相手がもし若き紅蓮術士をINしていなかったらと考えると無限にグルグルと思考が堂々巡りになります。相手からしたらクソっほど面倒な何かでしかないのです。
レシピが大きく世に出た現在でも、サイドボードスイッチによる別角度からの攻撃というのは有効に働いています。
このレシピのサイドボードに対処する方法は相手がどの相手にスイッチングをするしないを完璧に把握する以外方法はありません。ぶっちゃけ私は若き紅蓮術士を試していないのでサッパリわかりません。
割り切って致命的な一押し残すよ!というのは個人にお任せします。仕組まれた爆薬の類も同じくです。
さて、この界隈も精神を刻む者、ジェイスの登場により新しい構築になりそうです。とりあえず白金の帝像とは相性がいいですよ。
TSPJendrekの型だと4マナが現在7枚なので2枚くらいポンっていけそうですね。僕はその倍4マナがあるのでデッキがデブすぎて1枚くらいしか積めなさそうですけど・・・
とりあえず突っ込んだけど抜くものわからず。構築やる気あるのかコイツ。
モダンの青いフェアデッキはジェイス先に着地させたもの勝ちー!とかになるのかなあ わからぬ。
http://saginukoduel137.diarynote.jp/201801101900011008/
それから1か月。
エムラブリーチコンボとキキジキコンボは大きく数を減らしました。原因はよく知りません。
代わりに台頭したのは向こう見ずな実験コンボを搭載したMadcap Moon。それも構築が完全にテンプレート化されたものです。先日のプロツアーでも3人を6-4に送り込んだアーキタイプです。
1/6、Modern Challengeで6-1したブルームーンがありました。
Main board 60
Lands 22
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《汚染された三角州/Polluted Delta》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
3:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
6:《島/Island》
1:《山/Mountain》
2:《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》
Creatures 8
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《白金の帝像/Platinum Emperion》
Spells 30
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《選択/Opt》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
2:《呪文嵌め/Spell Snare》
1:《イゼットの魔除け/Izzet Charm》
4:《差し戻し/Remand》
1:《電解/Electrolyze》
3:《謎めいた命令/Cryptic Command》
4:《向こう見ずな実験/Madcap Experiment》
3:《血染めの月/Blood Moon》
Sideboard
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2:《払拭/Dispel》
2:《削剥/Abrade》
1:《幻惑の旋律/Entrancing Melody》
1:《論理の結び目/Logic Knot》
2:《否認/Negate》
4:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
1:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
TSPJendrekというプレイヤーが使用し入賞したこのデッキ、本人はこの翌日に2枚ほど入れ替えた形で5-0を果たしました。
しかしそれだけに留まらず、1/11と1/13にも5-0を果たします。
そして、この構築の雛形は非情に優れており、ほとんど形を変えず世界の主流となりました。現在GoldFishなどにクレジットされているMadcap MoonはほとんどすべてTSPJendrekの使用した型が元になっています。
この構築の特徴は、見ての通りサイドボードです。大量の若き紅蓮術士が採用されています。
このサイドボードの目的はメインボードとのスイッチングです。
Madcap Moonの抱える最大の問題は、コンボの脆弱性でした。
1枚コンボで8/8の自分のライフを守る最強生物を呼び出せるコンボはお手軽ですが、出てくる生物が耐性を一切持たないアーティファクトクリーチャーであったがために、ものすごく処理が簡単。最悪なのは古えの遺恨で、1枚でこちらのコンボの全てが否定されます。
その癖コンボ以外でほぼ勝てない。火力と瞬唱の魔道士ビートダウンあるよ!と言われそうですがそれをサポートするカードがほとんどなく、弱い。
そのため、勝率も
これを大きく解決する方法がサイドボードからのフィニッシャーのスイッチでした。
当たり前ですが大きいアーティファクトクリーチャーと横に広げるタイプのアドバンテージ生物への対処方法は全く違います。例えば白金の帝像に致命的な一押しは当たりますが若き紅蓮術士には当たりません。
これに関して特に顕著な例が集団的蛮行です。強迫で集団的蛮行を使用すれば向こう見ずな実験を防げますが若き紅蓮術士に負けますし、除去のモードのために集団的蛮行を持ち続ければ向こう見ずな実験のプレイを妨害できません。
しかし相手のサイドボードを知る術は外科的摘出などを使わない限り不可能であり、向こう見ずな実験を妨害しないで負けたというアホみたいなことはできません。集団的蛮行を使用する側にはあんまり選択肢はないのです。
これがサイドボード後というのが大迷惑です。普通に考えて瞬唱の魔道士と白金の帝像を見たら致命的な一押しは真っ先にサイドアウト候補に上がります。でもこれを抜くと若き紅蓮術士に負ける。しかし相手がもし若き紅蓮術士をINしていなかったらと考えると無限にグルグルと思考が堂々巡りになります。相手からしたらクソっほど面倒な何かでしかないのです。
レシピが大きく世に出た現在でも、サイドボードスイッチによる別角度からの攻撃というのは有効に働いています。
このレシピのサイドボードに対処する方法は相手がどの相手にスイッチングをするしないを完璧に把握する以外方法はありません。ぶっちゃけ私は若き紅蓮術士を試していないのでサッパリわかりません。
割り切って致命的な一押し残すよ!というのは個人にお任せします。仕組まれた爆薬の類も同じくです。
さて、この界隈も精神を刻む者、ジェイスの登場により新しい構築になりそうです。とりあえず白金の帝像とは相性がいいですよ。
TSPJendrekの型だと4マナが現在7枚なので2枚くらいポンっていけそうですね。僕はその倍4マナがあるのでデッキがデブすぎて1枚くらいしか積めなさそうですけど・・・
とりあえず突っ込んだけど抜くものわからず。構築やる気あるのかコイツ。
モダンの青いフェアデッキはジェイス先に着地させたもの勝ちー!とかになるのかなあ わからぬ。
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